HUNTER✖JUKEN

”受験”という言葉が放つ魔力、それに見せられた奴等がいる。人は彼らを受験ハンターと呼ぶ。

センター対策のやりすぎはウェルフィンの二の舞

こんにちは、ヤングヒソカだ。
 
9月30日から今年度のセンター試験の出願が始まった。
きっとほとんどの大学受験生がセンター試験を受験する。
 
ぼくは去年ずっと思っていたのだが、

「私立文系なのになんでこんなにセンター試験の対策をしなくてはいけないの?」
きっと受験生のみんなは一度は思ったことがあると思う。
 
ぼくは学校では毎週センター試験に寄せた問題を解いて、授業では毎回センター過去問をみんなで解いた。
ぼくの塾はそんなにセンター志向ではなかったからあまり言われなかったが、東進ハイスクールではセンター過去問を満点になるまで解いていたそうだ。
 
国立大学受験生ならわかるのだが、私立大学志望の受験生はセンターよりも各大学の過去問を解くべきではないのか?
 
そもそもセンター試験利用入試で抑えられる大学なんて限られている。
特にMARCH関関同立のセンター利用のボーダーは85~95%と言われている。
明治のセンター利用なんて、相当自信がないと狙うことはできない。
正直この数字は現実的ではない。

相当な勉強時間をセンター対策に裂かなくてはいけないし、私立の一般入試と違って一発本番のため、めちゃくちゃ緊張する。
それに比べて私立の一般入試は何回もチャレンジできる。
 
センター試験を対策しまくった人の最悪のパターンを考えてみる。
きっとセンター試験の勉強ばかりして、私立一般入試の過去問を十分に解くことができずに一月に入る。
一月に入ると周りもセンター対策をしだすからより一層私立一般受験を二の次に考えて時間配分をしてしまう。

そしてセンター試験当日。
当日はたくさんの人が受験会場に集まる。国立志望でこの試験に人生がかかっている人もたくさんいる。
たまにセンター当日に出来が悪すぎて、トイレで発狂してしまう受験生がいるそうだ。
センター対策をしまくった人はほかの受験者より緊張するはずだ。なぜならこの日のためにめちゃくちゃ準備してきたからだ。

ぼくはここで先に言っておきたいことがある。
「努力は裏切る。」
 
ちゃんと勉強しても自分の苦手分野ばかり出たら点数はめっちゃ悪くなる。

特に国語。失敗しやすいからみんな意気込んで臨む。国語は特に時間との戦いだから少しでも自分のペースが崩れると焦りまくって頭が真っ白になる。

ぼくは当日、簡単な漢文から解くのだが、見たことない内容の文章だったから焦って頭が真っ白になった。
いつも15分もかからないくらいで解けるところを20分もかけてしまった。
国語でしくじると雪崩のように、英語も悪くなる。

そしてセンター試験が終わり自己採点をする。
うまくいった人や大爆死する人もいる。

もしめちゃくちゃ準備して大爆死したらメンタルはどうなるだろうか。
きっともう立ち直らないくらい破壊されてしまうだろう。きっと自分の受験の終わりを感じて、一気に老化したウェルフィンのような顔になってしまうだろう。
 
 
ぼくは10月の受験生にセンター試験についてアドバイスがある。
センター対策をやるのはいいが、いまは週に1回程度。感覚を忘れない程度にやろう。
そしてセンター対策に本気を出すのはセンター2週間前からで十分。それまでは私立一般入試の勉強をしよう。
 
センターに時間をかけすぎてはいけないが、逆に大爆死もしてはいけない。
センター過去問は今の自分の実力を測るのにはちょうどいい。
 
とにかく三科目それぞれ8割を取れるようにしよう。
 
ここからは緊張と孤独との戦い。自分なりの作戦を立てながら受験に挑もう。
 
「オレが…今やるべき事は本当にセンター対策をする事か…!」 by ウェルフィン