ぼくが浪人を勧めない理由
こんばんは、ヤングヒソカだ。
「もう浪人しようかな。」
とか考えている現役生諸君、浪人は絶対にやめたほうがいい。
理由は3つある。
1.浪人したからと言って成績が上がるとは限らない。
きっと現役生のみんなは今、一生懸命勉強していると思う。そして2月の受験までに人生で一番頭がよくなるはずである。正直2月の君は、君自身の限界値である。これ以上頭がよくなることはない。つまりこれ以上勉強したところで頭がよくなることはないのである。確かに受験した大学全部に落ちてしまったなら浪人するしかないが、MARCH志望で、たまに日東駒専受かったのに行かない受験生がいる。確かに個人の考えだからいいのだが、ぼくは受かったなら行くことを勧める。死ぬ気で勉強して、受かった大学ならば、きっとそこが君にとって一番合っている大学である。じゃあ、浪人して来年も同じように受かる保証はあるのか?また1年かけて同じところしか受からなかったらどうするんだ?きっと第一志望に受かるより、そっちのリスクのほうが高いと思う。
ちなみに浪人して、第一志望に受かる確率は15%ほどである。現実っていうのは辛いなぁ。
2.金銭的な面で現役生と大きく差が出る。
浪人しようとしている君たちは浪人してかかるお金は塾代だけだと思っていないか?
それは大きな間違いだ。浪人した場合の受験にかけたお金を計算してみよう。(計算が分かりやすいようにざっくりとした数字で紹介する。)
浪人時の塾代 100万円
浪人時の受験代 3万5千円×8校=28万円
合計128万円
これだけでは終わらない。就職した際、定年の年齢はどこでも決まっているから一年遅く入っても退職は同じなのである。要するに、現役生のほうが1年多く働くのである。
月収30万円の会社に勤めたとする。(ボーナスなどは分かりにくくなるから省略する。)
年収 30万円×12か月=360万円
つまり128万円+360万円=488万円
浪人するというのは488万円かかるということなのだ。
みんなはそんな大金を背負って勉強することができるか?相当なプレッシャーである。
3.モチベーションが保たれない。
現役生の友達が大学に入って、サークルやバイト、遊びを謳歌している中、自分は一人で勉強の日々。相当きついんじゃないかな。ちゃんと覚悟して浪人しないと、生半可に受験が終わった後の感情だけで浪人することを決めてしまうとあとあと後悔することになる。きついからと言って、浪人同士で遊ぶわけにもいかないし、大学に通っている友達と遊ぶわけにもいかないし。最悪の場合、トンパのように途中で受験をあきらめてしまうことだ。まあ確かに2年間も同じ教科を勉強するんだからやめたくなる気持ちもわかるけどね。
全力で勉強したけど第一志望に落ちたからほかの大学に通うのと全然勉強していないから第一志望に落ちてほかの大学に通うのでは大きく意味が違う。
全力で勉強して落ちたら、
「これだけやってだめなら仕方ないか。」
とあきらめがつくはずだ。
とにかく今は自分なりの全力を尽くして勉強しよう。
全力で何かをやり遂げたら、きっと何かが見えるはず。
「目先の勝利に惑わされる者は自らの才能を削る者ですよ。」 by ウイング