HUNTER✖JUKEN

”受験”という言葉が放つ魔力、それに見せられた奴等がいる。人は彼らを受験ハンターと呼ぶ。

制約と誓約~束縛するスマホの鎖~

こんばんは、ヤングヒソカだ。

 

みんははクラピカの念能力「束縛する小指の鎖(チェーンジェイル)」を知っているだろうか。

これはクラピカが使うことのできる念能力なのだが、これは相手にかけることで拘束された側は強制的に念能力が使えない「絶」の状態にさせられるという念能力である。

 

「そんなチート技使えるのかよ!」

 

しかしこの念能力にはデメリットがあり、それは幻影旅団にしか使用することができないということである。

もし幻影旅団以外の人間に使った場合、クラピカは死んでしまう。

このことをHUNTER×HUNTERでは「制約と誓約」という。

いつクラピカは新たな敵に襲われるかはわからない。しかし自らの目標である「幻影旅団を殺す」という目標を達成するために誓約をかけて強力な念能力を作り出したのだ。

 

「結局何が言いたいんだよ!受験の話してくれよ!」って思った人もいるからそろそろ話題を受験に戻そう。

 

みんなはまだスマホを使っているか?

きっと勉強の合間にLINEをいじったり、ツイッターやインスタをのぞいたりしているだろう。

でももう10月。そろそろスマホを封印しなくてはいけないとは思ったこともあるだろう。

 

先に言っておくと、「今すぐスマホにチェーンジェイルをかけなさい!」

 

「でもスマホがないと、息抜きできないし・・・」

 

正直スマホを受験の最後までさわっていた受験生は大体落ちる。時々うまくけじめをつけられる受験生もいるのだが、大体は何かしらの理由でスマホを触り続けている。

 

ぼくはスマホを9月の文化祭が終わってから使うのをやめた。しかし完全に使うのをやめると親と連絡を取ったり、受験会場までのマップを調べることができないから、使用制限をかけて使っていた。

iPhoneならできるのだが、設定からSafariApp Storeに制限をかけることができるのだ。だからぼくは親にパスワードを決めてもらってインターネットが使えないようにした。そしてアプリはグーグルマップと音楽アプリ一つだけ残して、ほかのアプリは全部消した。そして親とだけメッセージで連絡を取れるようにした。

つまりガラケーみたいな状態にしたのだ。

 

最初の2,3日は違和感がすごくて、それだけスマホに依存していたことを思い知った。しかし1週間くらいすると慣れてきて、普段スマホを触っていた通学時間に単語帳を読むようになって、勉強中も邪魔するものがなくなったからただ勉強だけに集中することができるようになった。

 

つまり受験ハンターとスマホは「制約と誓約」の関係なのだ。

スマホを我慢することという制約のためには自分の楽しみを一つ無くすという誓約をしなくてはいけない。

 

しかしよく考えてみてくれ。10年前の受験生はスマホを持っていただろうか。なかには持っていた人もいるかもしれないが、きっと持っている人は少なかったと思う。つまりスマホがなくても受験勉強はできるのだ。たしかに友達と連絡を取ることはできないが、もう学校行事もないから連絡することもないし、受験生が友達と遊ぶ約束なんてしている時点でおかしい。だからこの時期の受験生にスマホは必要ないのだ。

 

クラピカのようにみんなにも目標があるだろう。そう、「第一志望合格」

きっとそんな簡単に手に入る代物ではない。全国の受験ハンターが死に物狂いで争いに来る。

そんな中君はスマホをいじっていられるのか?

 

そういえば願掛けの一つに「断ち物」というものがある。

「○○を我慢するから願い事をかなえてください。」といって願うのである。

これも一種の制約と誓約である。

何かをかなえたいならそれなりの我慢やリスクは負わなくてはいけないのだ。

 

もうセンター試験まであと109日、つまり三か月半くらいしかない。このくらいスマホを我慢して、受験にすべてを捧げようぜ。

 

「覚悟の量が力を上げる。しかしそれは高いリスクをともなう。」 by クラピカ